けんじぇるのてくてくスローライフ

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【連載】お金さんの教養塾#第4講  | 世の中に、「虚業」はないよ

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こんばんは。

 

けんじぇるです。

 

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「お金さんの教養塾」第4講になります。

 

「お金の教養塾」というのは、お金の知識について知らなさすぎる僕たちがもっと人生を心豊かに生きていけるように、”お金”を一緒に勉強していこうという企画です!

 

 

毎講、より見やすく・読みやすくできるように工夫してはいますが、何か気になるところがあればコメントください!

 

 

今回紹介する本 

前回に引き続き”投資家が「お金」よりも大切にしていること”を紹介していきます。今回は、第4章”世の中に「虚業」なんてひとつもない”についてです。

 

例に習い、なん度も読み返して自分が大切だろうと思うところを紹介していきます。気になる人はリンクから実際に読んでみることをオススメします。

 

 今回のテーマ

お金を稼ぐときに必要な

  • 「会社」について考える

 

会社と仕事の現在(いま)

「会社」や「仕事」を考えるうえで、まずは僕たち日本人がどう考えているのか、知る必要があります。

 

世界価値観調査(2005)

「余暇が減っても常に仕事を第一に考えるべきだ」

 

<日本> 20.3%

<ドイツ> 62.4%

<中国> 55.8%

<イタリア> 47.0%

 

日本人はめちゃくちゃ働くのに、心の中では、仕事のことはそんなに好きではないんですね。

 

会社に対しても同様で、2010年に行われた日米調査によると、「アメリカに比べて、日本のサラリーマンは今の職場が嫌いで、仕事内容にも満足していないし、職場内のコミュニケーションも希薄で、会社への忠誠心は低い。」

 

参考:投資家が「お金」よりも大切にしていること P123

 

会社についてはあまりいいイメージがないのが現状です。もちろん、全部が全部そうというわけではないです。

 

では会社とは本来、どんなものなんでしょうか?

 

会社とは何か?

この本では、会社を①語源から考える②ヒトの生まれから考える の二つから考えています。

 

語源から考える

英語で会社はcompany、そして、この言葉のもともとの意味は「仲間」です。もうひとつ、会社=株式会社の「株式」という言葉についても考えてみると、株式は英語でshareです。「食べ物をシェアする」とか「シェアハウス」のシェアですね。「分配」であり、「分け与えること」です。

 

投資家が「お金」よりも大切にしていること P127

 

ヒトの生まれから考える

太古の昔、人間はアフリカで細々と生きていた、弱い哺乳類のひとつだったようです。そんななか、インドネシアで大きな噴火があり、それによって地球の温度が一気に寒冷化に向かい、多くの生き物が死に絶えました。

 人間の祖先も多くが死んでしまい、絶滅の淵に立たされたそうです。

しかしここからが面白いのです。生き残った人間のうち、さらに生き残ることができたのは、血縁でなくてもお互いに助け合い、少ない食べ物を争わずに分かち合ったグループだけなのだそうです。

 

投資家が「お金」よりも大切にしていること P128

 

つまり、「協力」こそが人を人たらしめていることなんです。

 

協力することで「company」になり、今持っているものを「share」 するというのは人だからこそできることです。

 

会社は決してネガティブなものでもなく、人間が人間として輝ける場所であるとこの本は紹介しています。

 

会社は人間のようで、「虚業」もない

会社の全体の考えについて見てきましたが、会社のなかの人、会社で働いている人を考えてみてください。

 

そこにはいろんな考え方の人がいて、同じひとはひとりもいません。

 

そんないろんな人が集まってひとつの会社ができています。言い換えれば、会社自体が大きなヒトなんですね。会社が法人と言われるのもそういう理由です。

 

それと同じように、社会のいろんな会社が集まってできています。

 

そこにあるのは、「誰かのために」あって価値を出していて、意味があるんです。

 

人が生きているだけで価値があるように。

 

そう思いながら、確かに!と思ったところを引用しておきます。

 

すべての仕事のなかに、ビジネスチャンスがあり、どの仕事であっても、儲かる会社と儲からない会社、努力する会社と努力しない会社、工夫がある会社と工夫がない会社があるというだけなのです。

たまに、IT業界や金融業界、コンサルティング業界のことを「虚業」と言って批判・揶揄するする人がいますが、私からすると、彼ら・彼女らは差別主義者に見えます。

仕事や会社に貴賎があると思っているわけですから。

実業と虚業に分けて考えるような人は、おそらく実業のなかにも差別があるのだと思います。レベルの高い実業とそうでないものがある、といった感じに。

そういう意識に対して、私は究極の不真面目さを感じてしまうのです。

 

投資家が「お金」よりも大切にしていること P186

 

 

おさらい

今回は、会社について元から考え直し、会社が人間のようだと考えるように、社会もいろんな会社があって虚業と言えるようなものはないということを考えてきました。

 

次回は最終章です。

 

お金の勉強とともに、お金以上に大切な「考え方」と知らなかった数字のトリックをお届けします!

 

 

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