【連載】お金さんの教養塾#第3講 | 僕たちは生きているだけで価値がある
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こんばんは。
けんじぇるです。
「お金さんの教養塾」第3講になります。
「お金の教養塾」というのは、お金の知識について知らなさすぎる僕たちがもっと人生を心豊かに生きていけるように、”お金”を一緒に勉強していこうという企画です!
毎講、より見やすく・読みやすくできるように工夫してはいますが、何か気になるところがあればコメントください!
今回紹介する本
前回に引き続き”投資家が「お金」よりも大切にしていること”を紹介していきます。今回は、第3章”人はただ生きているだけで価値がある”についてです。
例に習い、なん度も読み返して自分が大切だろうと思うところを紹介していきます。気になる人はリンクから実際に読んでみることをオススメします。
経済は”みんなの幸せを考えること”
経済という言葉を聞いて、どういうイメージを持ちますか?聞きなれない人はなんだか難しいような、そんなイメージを持つかと思います。
でも、何も難しいことはありません。語源をたどってみれば、経済とは”みんなの幸せを考えること”なんだということがわかります。
英語からみてみる
経済は英語でエコノミー(economy)と言いますが、語源はギリシャ語のオイコノミアです。これは「共同体のあり方」という意味があって、どのように生きたらみんなが幸せになれるかを考えるものであることがわかります。
日本語からみてみる
経済という日本語は、もともと「経世済民」という言葉からきています。経世済民という言葉は、中国の東晋時代に道教研究家の葛洪が記した『抱朴子』に出てくるもので、「世を経め(おさめ)、民を済う(すくう)」という意味です。
投資家が「お金」よりも大切にしていること P99
経済を辞書で引いてみると、堅苦しい言葉が並べられ、パッとみるとわかりにくいものになってしまいます。しかし、その本質は”お金を通してみんなの幸せを考える”シンプルで大切な考えだということです。
ひとりひとりが日本経済
この第3章では、「自分たちの社会を幸せにするかどうかは、私たちの行動による」「自分たちのお金の使い方がこの世の中をつくっている」ということに多くのページを割いています。
実際、この考え方はとても大切で、皆が意識する必要があることです。
よく考えてみてください。
自分たちの社会を幸せにするかどうかは、私たちの行動による
あなたのこと嫌っている人がいるとします。実際にそういう人が、あなたのまわりにもひとりはいるのではないでしょうか。その人のことを、あなたはあまり好きではありません。苦手意識も持ってしまっているでしょう。
「なんだよアイツ」と思うかもしれませんが、実はその人があなたのことを嫌っているのは、あなたがその人のことを嫌っているからなんですね。
「卵が先か鶏が先か」という話ではありません。相手が自分のことをどう思おうと、あなたがその人のことに好意を持ち、紳士的に接するようになれば、いずれふたりの関係性は変わっていくのです。いや、変わっていかざるを得ないと言ったほうが正確でしょう。
相手が変わるのを期待するのではなく、まず自分が変わる。
投資家が「お金」よりも大切にしていること P106
自分たちのお金の使い方がこの世の中をつくっている
日本の地方や郊外は「ファスト風土」と呼ばれるように、どこに行っても同じような風景(街道沿いにチェーン店やショッピングモールが建ち並ぶ風景)が広がっていますが、それは、みんながそういうお金の使い方をしたから、そうなっているだけのことです。
投資家が「お金」よりも大切にしていること P113
自分のお金の使い方が、社会に直接繋がっています。自分一人くらい大丈夫と思うかもしれませんが、自分がそう思うように、みんなも考えて行動しているんです。
だからこそ、自分の行動に、お金の使い方に自覚的になるということが必要になります。
1ヶ月の出費を記録してみる
お金の使い方に自覚的になるということが大切であると紹介してきましたが、具体的にそれを知るためには1週間、1ヶ月でもいいので自分が何にお金を使ったのかみてみる必要があります。
大きなビニール袋を玄関かどこかに吊り下げて、帰宅するたびにその日の領収書を投げ込んでおくだけでかまいません。それを1ヶ月続けて、溜まった全ての領収書を一気に見直してみるのです。
投資家が「お金」よりも大切にしていること P108
筆者はこの方法をオススメしていますが、なかなか続かないしなーと思う人もいるはず。僕は、別の方法を試しています。それは、家計簿アプリ”マネーフォワード”で管理することです。
これは今後やっていこうと思っている「お金さんの実践塾」で詳しく紹介しますが、ただの家計簿アプリではなく、自分の銀行口座・クレジットカード・ポイントカードなどと連携させて自分のお金の出入りを全て一つで管理できるものです。
これを行うことで”自分がいかに衝動買いをしているか”、”自分が何にお金を使っているか”がわかります。客観的に自分の見つめ「自覚的に使っていくこと」を意識しましょう。
おさらい
この第3章を通して、経済の捉え方から自分たちの行動が社会に直接繋がっていること、それを見つめ直すための方法を紹介してきました。
経済学部で勉強していた僕としては、経済はもっと身近であるべきという考えはとても賛成できます。 そして、自分のお金の使い方が社会全体を作っていくということをちゃんと知ってほしいと思います。
どんなことに、どんな風にお金を使っていくのか、考えることはとても大切です。自分のお金を使うことはそのヒトをモノを応援するということと同じだからです。
次回は第4章”世の中に「虚業」なんてひとつもない”を紹介します。
お楽しみに!