けんじぇるのてくてくスローライフ

好きな読書をして、幸せに、豊かに暮らしていこう。20代の僕が暮らしを考えなおすブログ。

【連載】お金さんの教養塾 #第5講 | 誰もが投資家!対象は自分の人生だ!

スポンサーリンク

 

こんばんは。

 

けんじぇるです。

 

f:id:k-enj-i0122:20170602171955j:image

 

「お金さんの教養塾」第4講になります。

 

「お金の教養塾」というのは、お金の知識について知らなさすぎる僕たちがもっと人生を心豊かに生きていけるように、”お金”を一緒に勉強していこうという企画です!

 

 

毎講、より見やすく・読みやすくできるように工夫してはいますが、何か気になるところがあればコメントください!

 

 

今回紹介する本 

前回に引き続き”投資家が「お金」よりも大切にしていること”を紹介していきます。

 

今回は、最終章”あなたは、自分の人生をかけて社会に投資している、ひとりの「投資家」だ”についてです。

 

例に習い、なん度も読み返して自分が大切だろうと思うところを紹介していきます。気になる人はリンクから実際に読んでみることをオススメします。

 

 今回のテーマ

今まで「お金」「経済」「仕事」「会社」などの新しい考え方についてみてきましたが、今回はいよいよ「投資」についてみていきます。でも、ただ株式でどこにするのかだったり、投資信託でどう組むかなどの方法論ではありません。

 

  • 「投資」の考え方を見直す
  • 「失われた20年」の謎をときほぐす

 

「投資」に対する考え方を180°変える

著者の藤野さんは、ここで投資は「お金を出してお金を得ること」ではなく、誰しもがしていることであり、みんなが一人の”投資家”であるといいます。

 

投資とは一体なんなのでしょうか?

 

私は「投資とは、いまこの瞬間にエネルギーを投入して、未来からのお返しをいただくこと」だと考えています。

 

投資家が「お金」よりも大切にしていること P193

 

エネルギーにはいろんな側面があって、「お金」はその一つに過ぎないということです。僕がこうやってブログが書いてることもそうだし、本を読んだりすることもそうです。

 

そしてお返しもお金とは限りません。

 

ブログを書くことで深まる知識や、本を読んだことで得られるあたらしい視点もお返しです。

 

この本ではエネルギーがどういう要素なのかも書いてあります。

エネルギーの8要素

 

エネルギー

=情熱×行動×時間×回数×知恵×体力×お金×運

 

投資家が「お金」よりも大切にしていること P195

 

なるほどと。

 

投資とはエネルギーを投入すること、つまりこれは自己投資なのか?と思ったひともいたかもしれません。 でも自己投資とも違うと藤野氏はいいます。

 

ここ、大切だなと思ったのでちょっと長いですが引用します。

 

カネの話は人生で一番大切!?

一般的な「自己投資」は、いちばん効率のいい投資は、株式投資や不動産投資ではなく、自分自身に対する投資だ。会社が潰れても、スキルを身につければ一生食っていけるし、自分に投資することでお金持ちにもなれる」みたいなノリで、要は「この厳しい世界をリバイブする」「勝ち組・お金持ちになる」といったことが目的になっています。

それに対して、私の考える投資の目的はただひとつ、「世の中を良くして、明るい未来をつくること」なんですね。

最大のお返しとは、”明るい未来”のことです。

 

(中略)

 

会社やビジネスに投資(株式投資・不動産投資など)することは「直接的に、世の中を良くすること」であるし、自己投資も「間接的に、自分を通して世の中を良くすること」だと考えています。

当然、消費をすることも投資であれば、選挙で一票を入れることも投資です。

 

何度も言うように、多くの日本人は、投資といえばお金の話だと考えています。でも実際は、投資とは「明るい未来をどうつくるか」という話であり、要は「社会と向き合う」、きわめて社会的な行為なんですね。

お金に支配された人生を生きないためには、この視点がとても重要になってきます。

 

投資家が「お金」よりも大切にしていること P202

 

投資は単に”お金でお金を稼ぐこと”ではないんですよ。

 

自分が自分で選択してことで未来を作っていくことなんですね。

 

さて、もう一つ僕はこの章で気づかされたことがありました。 

 

「失われた20年」は嘘だった!?

これがこの本を読んで、他の人に読んで欲しいと思える一つの大きな理由です。

 

この考え方に苦しむ人は多いし、特に僕たち若い世代はみんなこの考え方に支配されて、ずっとネガティブな状態で生きてきました。

 

それを危ないとみて、著者の藤野氏も最後の章にこれを持ってきたのでしょう。

 

これからの未来をつくる若者に、明るい未来を描いてもらうために。

 

本題の「失われた20年問題」についてですが、何が嘘なのか、なぜ嘘といわれているものが当たり前のような事実になっているのか詳しくはこの本を読んでみてください。

 

ただせっかくなのでまとめてみました。

 

大きくは、この3点です。

 

  ①何が本当だったのか?

「失われた10年・20年」といわれるのは、なにも全てが嘘というわけではありません。

 

TOPIXという株価指数があります。これを見ると、そう見えるのかもしれません。

 

たしかに、TOPIX(東証株価指数:東証一部の全銘柄)は2%程度の上昇で、ほとんどフラット。世界の経済や株式市場が大きく上昇し、成長していることを考えると、「失われた(失った)10年」と言えるのかもしれません。

 

投資家が「お金」よりも大切にしていること P231

 

  ②何が嘘だったのか?

でも全部が全部、悪いわけではなかったのです。決して失われはいなかった。

 

この本でも紹介されているように、株価ではなく会社数で考えてみると見方は変わってきます。

 

なんと、東証一部の会社の66%の株価は上昇しているんです。(TOPIXと同じく2002年から2012年の株価を対象にしている)

 

  ③正体はなんだったのか?

データをみるように、多くの会社が成長しているにも関わらず、「失われた10年・20年」と言われるのはなぜなんでしょうか?

 

それは時価総額の大きい大企業が失敗し、足を引っ張っているからなんです。

 

でも一部の大企業からしてみれば、そうやってマイナスなイメージが出ることは、経営者としての自分の無能さをさらけ出すことで、よくないと思っている。

 

だから、自分だけでなくみんなが悪いと言って隠しているのかもしれませんね。

 

おさらい

 

これで”投資家が「お金」よりも大切にしていること”の紹介は終わりです。

 

すぐ使える実践的な内容ではなかったですが、自分がお金と向き合う上での大切な考え方が紹介されています。

 

実践する前に知っておいたほうがいいと思う、そんな内容盛りだくさんでした!

 

ぜひ一度読んでもらうことをオススメします。

 

次回はまた別の角度の本から、お金についてみていきましょう! 

・・・ ・・・