けんじぇるのてくてくスローライフ

好きな読書をして、幸せに、豊かに暮らしていこう。20代の僕が暮らしを考えなおすブログ。

【連載】お金さんの教養塾#第6講 | 「お金と幸せの答え」を考える

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こんばんは。

 

けんじぇるです。

 

 

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久しぶりの更新になります。

 

紹介するものが変わるので、第2章としてより見やすく、わかりやすく。

  

”お金”というものをしっかり勉強していこうと思います!

 

 

 

今回紹介する本

今回紹介するのは川村元気さんの「億男」という本です。

 

これは小説ですが、話のところどころに「お金と幸せの答え」について出てきます。

読みやすく、話の中で考えやすい良著です♩

 

小説なので、その流れはあると思いますが、ちょくちょく取り上げて全3編で僕なりに考えたいと思います。

 

あらすじ

図書館司書をする主人公一男は、弟の借金を肩代わりさせられ馬車馬のように働いていた。そんなある日、宝くじで3億円が突然当たってしまう。

どうしたらよいかもわからず、大学時代の親友九十九(つくも)で起業家、今は大富豪の親友に会いに行くが、その3億円とともに親友は消えてしまう。親友を探すため、ともに会社を作ったメンバーに話を聞きに行きながら、「お金と幸せの答え」に迫る物語。

 

プロローグ

この本の重要な一文

はじめに有名コメディアン、チャップリンの一言から物語は始まる。

 「人生に必要なもの。それは勇気と想像力と、ほんの少しのお金さ。」

「戦おう。人生そのものもののために。生き、苦しみ、楽しむんだ。生きていくことは美しく、素晴らしい。死と同じように、生きることも避けられないのだから。」(P4)

 

 これがこの物語では、何度か登場する。

 

それだけ大切な言葉、考えであるということです。

 

お金が好き!って本当?

宝くじで突然3億円という大金を手に入れてしまった一男が、九十九に 会いにいった時に、お金は好きかい?と言われた一幕が印象的です。

 

そこから少し引用してみましょう。

 

 お金は好きかと聞かれ、一万円札の重さや大きさについて聞かれる。

それは全くわからないといったときに、九十九は話し出した。

 

「ぜんぜんすごくないよ。どれも調べればすぐわかることだよ。調べなくても、定規をもってサイズを測り、秤をもって重さを量ることなど五分もあれば済むことだ。一男くん。そこで君に言わなくてはならないことがある。

 

つまるところ、君はお金が好きじゃないんだ。だって自分の体重や、家族の好きな食べ物や、好きな女性の誕生日は気にしているのに、毎日触れているお金の重さや大きさを知ろうとはしていない。本当に興味があれば、お金のすべてを知ろうとするはずなんだ。

どんな色で印刷されていて、どんなものが描かれているか仔細に見るはずだ。でも君は今までそんなものは見たことがないだろうし、知ろうともしなかった。つまり君はお金に興味がないんだ。」

 (中略)

「むしろ君はお金を悪者にしてきたんだ。お金を持つと不幸になる。お金でも買えない幸せがある。そんな言い訳をして、お金に怯えて逃げ回ってきたんだ。だから君は、お金の大きさも、重さも何も知らない。好きでもないものが、向こうからやってくるはずがない。君がお金持ちにならなかったのは、才能がなかったからでも、運がなかったからでもなく、金持ちになるためにするべき、あたりまえのことを何もしてこなかったからなんだ」(P54,55)

 

お金を好きだと内心で思ってる人は多いと思います。(あまり表で好きですとは言わないですもんね)

 

でも好きならなぜお金を知ろうとしないんでしょうか。 

 

学問のすすめ”人間はみんな平等だよ”の後につづくこと

学問のすすめというのは、一万円札の福沢諭吉先生が書いた本です。

 

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」 

 

という言葉が有名ですが、そのあとの言葉もとても重要です。

 

あえてここには書きませんが、

「平等と言いつつも周りには身分の違いや貧富の差があると。もともと違いはなかったのにそうなってしまったのは、学問があるかないかである」ということが書かれています。

 

お金のことを何も知らないひとに、お金持ちになることを福沢諭吉先生は許すはずがないといっています。

 

そう考えると、”お金”について学ぶことはとても意味のあることだと思いませんか。

 

 

www.kenjyel-slowlife.com

 

 

最後に

いかがだったでしょうか。

 

この本は、著者川村元気さんが実際にお金持ちの人々に話を聞きにいって、それを元に作った物語です。

 

ただの想像というわけでもなく、実際にあったリアリティもありこの本は小説としても面白いのです。

 

ではまた次回。

 

 

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